目的

科学 http://www.okada-lab.org/Ronbun/Citation/ の要約

まえがき

自然科学の学術論文では自明なことがら以外 総てにその裏付けを必要とする. 自分が成し得た研究の直接の内容・結果を裏付けるのは, その定量的理論,定性的理論,実験結果に基づく客観的な考察である.

自分がその研究で見いだしたこと以外の内容を裏付けるもの →既発表の文献である. 論文でそれらを明示的に裏付ける手段 →参考文献の引用である.

あなたの行った研究は,学術研究であれば必ずほかの先人の研究成果の上に成り立っている. 直接に参考にして実験・調査等を行わなかったにしても,あなたの研究は学術というピラミッドを構成するひとつの石であり,その石の下にはその石を支える石がある. そのような先人の研究成果は,参考文献として引用することによって読者が読んだときにピラミッド構造の一部を垣間みることができるのである.

目次

「引用・参照する場所での書き方」 本文中でどのように表現するか,という問題であり,Web でいうアンカーに相当する. 「引用・参照する文献情報の書き方」 論文の末尾でリストアップする参考文献情報の書き方,リストの仕方である. 「引用・参照する文献の選定」 なんでもかんでも引用できるわけではなく対象文献は厳選しなくてはならない

引用・参照の仕方

Quotation と Citaion

  1. 学術ピラミッドでの自分の位置の明示
  2. 先人の功へのねぎらい
  3. 既知である事項の冗長な再掲の省略

形式的に重要なのはもちろん (1), (3) である. この明示を参考文献の引用・参照というが, 主として次のような二種類の引用・参照方法がある.

【狭義の引用】: quote, quotation

人文科学向け 一語一句間違えずに引用する

【広義の引用】: cite, citation

自然科学向け 論理的事実を重要視

例:

論文の言語 quotation citation
和文 Screen Shot 2019-12-25 at 3.51.35.png (53.9 kB) Screen Shot 2019-12-25 at 3.51.43.png (49.0 kB)
英文 Screen Shot 2019-12-25 at 3.54.56.png (83.3 kB) Screen Shot 2019-12-25 at 3.55.07.png (68.4 kB)

特に人文科学系では quotation が意義持つ 自然科学系ではquotation は不要・冗長であって citation に意義がある

引用・参照の方法

研究者名の後ろで citation する方法と, 研究内容の名詞句の後ろで citation する方法があるが,どちらかというと後者が良い. なお,研究者名に肩書き,敬称 (教授,博士,さん,氏) は不要である. **研究者名の表記については,和文論文では和文文字で姓,英文論文では欧文文字で姓を書く. ** たとえ,引用する英文論文の著者が日本人で,たまたまその漢字表記を知っていても,欧文文字ローマンアルファベットで姓を書くこと. 著者が複数の場合は,「岡田ら」「Okada ら」とする.

  • × 曖昧な数式の意味理解のために,経験辞書・感性辞書による方式が提案されている.   (引用を全くしていない)
  • × 曖昧な数式の意味理解のために,Okada らによって経験辞書・感性辞書による方式が提案されている.   (文献が明示されていない)
  • △ 曖昧な数式の意味理解のために,経験辞書・感性辞書による方式[1]が提案されている.   (研究者名が書かれていない)
  • ○ 曖昧な数式の意味理解のために,Okada ら[1]によって経験辞書・感性辞書による方式が提案されている.
  • ◎ 曖昧な数式の意味理解のために,Okada らによって経験辞書・感性辞書による方式[1]が提案されている.
  • cdsl - △ 曖昧な数式の意味理解のために,経験辞書・感性辞書による方式が提案されている[1].

文献の番号

学会論文は前者が圧倒的多数

番号で引用する方法 - 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法[2]を提案した.

シンボルで引用する方法 - 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法[Okada96]を提案した.

文献番号の大きさ

  • △ 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法[2]を提案した.
  • ○ 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法[2]を提案した.
  • ○ 文書理解の一基本手法として,Okada らによる文献[2]では濃度値モルフォロジ法が提案されている.
  • × 文書理解の一基本手法として,Okada らによる文献[2]では濃度値モルフォロジ法が提案されている.
  • cdsl ○ 文書理解の一基本手法として,濃度値モルフォロジ法が提案されている[2].

括弧の種類

引用番号の表記上付きの場合はは (1) のような丸括弧と [1] のような鍵括弧の両方式があるが, 本文インラインの場合,数式番号との区別のため丸括弧は避けた方が良い. 著者名シンボル等の場合は鍵括弧を使用する.

  • ○ 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法[2]を提案した.
  • ○ 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法(2)を提案した.
  • ○ 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法[2]を提案した.
  • × 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法(2)を提案した.
  • ○ 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法[Okada96]を提案した.
  • × 文書理解の一基本手法として,Okada らは濃度値モルフォロジ法(Okada96)を提案した.

**ただし,実際問題としてはこれは掲載論文誌の編集ルールによって異なる. **

参考文献目録の書き方

一般的注意

  • ":" "," "." の右側には必ず半角スペースを置く.(Vol. の後ろ,No. の後ろ等に注意) 上記の例外は,Co., Ltd. のようにその記号が連続しているとき.
  • p. は page の略,pp. は page to page の略である.
  • 全角カンマを使わない.
  • 場合によっては,著者名,論文名をルールに従って省略してよい.(卒論等では省略しないこと!) 少なくとも,文献をアクセスするための最小限の情報 (雑誌名,主著者名,No. Vol. pp.)を省略してはいけない.
  • 以下では和文媒体と英文媒体について説明しているが, これは貴方が書く論文の 和文/英文 の別ではなく, 参照される先行研究の論文の記述言語の問題である.
  • 日本語で書く論文では日本語論文・英語論文を引用して良いが, 英語で書く論文では原則として英文論文の引用に限られる.

書籍等のリスト

著者名と書籍タイトル,出版者名,出版年月を書く. 書籍の中で特に引用箇所を明示したい場合は,ページを付記してもよい. いわゆる刷り数 (第1刷とか) は書かなくても良いが,版数 (第二版とか) があれば書く.

和文書籍

  1. 岡田稔: "Cによるプログラミング演習", 近代科学社 (1993-11)
  2. 岡田稔: "Cによるプログラミング演習(第一版)", 近代科学社, pp. 50-51 (1993-11)

一般的には 1. の書式で良い.

学術雑誌論文のリスト

和文論文

著者名は可能な限り,姓のみでなく,姓名とすること. 著者数が多い,あるいは1~2ページの予稿集論文などで欄が不足する場合は筆頭著者+「ら」としてもよい. 以下,上から順に下に省略度が高くなる. 1. 大河内俊雄, 岡田稔, 水野慎士, 鳥脇純一郎: “仮想版画 - 自動切削による仮想版木作成支援と多版多色刷りの検討”, 電子情報通信学会論文誌 D-II, Vol. J83-D-II, No. 12, pp. 2698-2706 (2000-12) 1. 大河内俊雄, 岡田稔, 水野慎士, 鳥脇純一郎: “仮想版画 - 自動切削による仮想版木作成支援と多版多色刷りの検討”, 信学論 D-II, Vol. J83-D-II, No. 12, pp. 2698-2706 (2000-12) 1. 大河内俊雄ほか: “仮想版画 - 自動切削による仮想版木作成支援と多版多色刷りの検討”, 信学論 D-II, Vol. J83-D-II, No. 12, pp. 2698-2706 (2000-12) 大河内ほか: “仮想版画 - 自動切削による仮想版木作成支援と多版多色刷りの検討”, 信学論, J83-D-II(12), 2698-2706 (2000-12) 1. 大河内ほか, 信学論, J83-D-II(12), 2698-2706 (2000-12) 概ね,博論,修論,卒論では 1. , 論文誌・研究会論文・シンポジウム論文では 2. , 全国大会・地方大会論文では 3.~5. を使用する.

英文論文

n人の著者のとき,n-1 人目と n人目の著者名の間は and をいれること. nが多い,あるいは1~2ページの予稿集論文などで欄が不足する場合は筆頭著者+「et al.」 としてもよい (別章参照). "et al." →"英) and others, ラテン) et alii"の略であるので, etの後ろはピリオド不要,alの後ろにピリオド必要であり,イタリックにする. さらに雑誌名をイタリックにすると良い(LaTeXでは {\em ...} タグ).

  1. D. Tasaki, S. Mizuno and M. Okada: “Virtual Drypoint by a Model-driven Strategy”, Computer Graphics Forum: Journal of the European Association for Computer Graphics, Vol. 23, No. 3, pp. 431-440 (Aug. 2004). (Full notation)
  2. D. Tasaki, S. Mizuno and M. Okada: “Virtual Drypoint by a Model-driven Strategy”, Computer Graphics Forum: J. of Eurographics, Vol. 23, No. 3, pp. 431-440 (Aug. 2004). (学会名の省略記法,Journal→J.)
  3. D. Tasaki, S. Mizuno and M. Okada: “Virtual Drypoint by a Model-driven Strategy”, Computer Graphics Forum, Vol. 23, No. 3, pp. 431-440 (Aug. 2004). (論文誌が有名な場合)
  4. D. Tasaki et al.: “Virtual Drypoint by a Model-driven Strategy”, Computer Graphics Forum, Vol. 23, No. 3, pp. 431-440 (Aug. 2004). (第二著者以下を省略)
  5. D. Tasaki et al.: “Virtual Drypoint by a Model-driven Strategy”, CG Forum, 23(3), pp. 431-440 (Aug. 2004). (Vol. No. の書き方に注意.この書式 v(n) をデフォルトとする論文誌も多い)
  6. D. Tasaki et al.: CGF, 23(3), 431-440 (Aug. 2004). (最終手段であり,省略掲載論文誌名のコンセンサスがある場合)

概ね,博論,修論,卒論では 1.~2. , 論文誌・研究会・シンポジウムでは 3. , 全国大会・地方大会では 4.~6. を使用する. 英文文献の著者名には,フルネームは不要. first name イニシャル + family name とすること. 姓と名の順序は論文誌により作法が異なる.

形式A: M. Okada (IEEEなど) 形式B: Okada, M. (伝統的な論文誌に多い.情処論はこのスタイル)

論文誌名の省略記法

英文論文誌名を省略する場合ではその方法はほぼ一定している. 下の表は学問分野に拘らず学界全体でコンセンサスが形成されているのでこれに従う. Screen Shot 2019-12-25 at 4.35.13.png (181.3 kB)

英文論文誌名の省略実例:

  • Trans. on PAMI     (IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence)
  • Trans. on IP     (IEEE Transactions on Image Processing)
  • Trans. on TVCG     (IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics
  • J. IPS. Japan     (Journal of Information Processing Society, Japan; 情報処理学会論文誌)
  • Proc. of Int'l Conf. on XXX     (Proceedings of International Conference on XXX)

和文論文誌名の省略実例: - 信学論D-II     (電子情報通信学会論文誌D-II分冊) - 情処論     (情報処理学会論文誌) - 画電学誌     (画像電子学会誌) - IT Letters     (情報科学技術レターズ; 情報技術フォーラム講演論文集査読セッション) - 信学技報     (電子情報通信学会技術報告) - 情処研報     (情報処理学会研究報告) - 信学全大     (電子情報通信学会全国大会講演論文集) - 情処全大     (情報処理学会全国大会講演論文集) - FIT     (情報技術フォーラム講演論文集)

引用符

論文タイトルの引用符 “・・・” の向きに注意せよ. 殆どの場合,論文は LaTeX で書くだろうが,その向きが逆では見苦しい. この文書自体は半角の html で書かれているため,"・・・" を使用しているが, LaTeX では,・・・'' と書かなくてはならない(・・・" は不可). それによって,美しい “・・・” が生成される(本当は全角ではない).

× \bibitem{okada} M. Okada: "Introduction to the C language", Kindaikagakusha Publ. Co. (2004). × \bibitem{okada} M. Okada: ``Introduction to the C language", Kindaikagakusha Publ. Co. (2004). (ダブルクオーテーション) ○ \bibitem{okada} M. Okada: ``Introduction to the C language'', Kindaikagakusha Publ. Co. (2004). (シングルクオーテーションx2)

また,英文論文では,引用符とカンマの位置関係に注意せよ. “・・・,” Trans. ・・・ のように American English ではカンマは引用の中 “・・・”, Trans. ・・・ のように Queens English ではカンマは引用の外 趣味だけどQueens Englishのほうが一般的な気がする(飯島)

参考文献にできるもの

引用するかしないか

書籍などの体裁が整っていても, 例えばあるアルゴリズムの実装に C を使用したからといって, Cの勉強に用いた K&R を引用する必要はない. その理由は,その論文の本質が C を使用したことではなく,C で実装したアルゴリズムにあるであろうからである. あるいは,Pascal で実装しても,同じ結果となったはずである,と考えても良い. 逆に,もし K&R C を改良したとか,C そのものを研究対象としている場合は K&R を引用する必要があろう.

引用対象の選定

研究にあたって「実際に参考にした」ものでも,論文で参考文献として引用,リストできるものとできないものがある. 参考文献とすることができる対象は原則として 「公刊されたもの」であり, 正規の手続き (購入,図書館での閲覧など) を経れば誰でもアクセスできるもの,ということができよう

問題なく引用可能

書籍,雑誌が学術論文での引用対象の原則である. ただし,書籍・雑誌にもピンキリがあり,自家出版やグループ内の雑誌のようなものまで含めてよいか迷うだろう. - ISBN (International Standard Bibliographic Number) 国際標準図書番号 - ISSN (International Standard Serial Number) 国際標準逐次刊行物番号

が付与されている書籍 (ISBN) または雑誌 (ISSN)と考えれば確実である.

可能性のある対象

また,ISBN, ISSN が付与されていなくても, 参考文献として引用できる可能性があるものに以下があるが, あくまでも可能性であり,できるだけ避けよう. - ISSNまたはISBNが付与されていない学術雑誌 原著論文の媒体として問題があるが,有名論文誌でも稀に存在する. - 学会予稿集 1, 2ページのものであり,テンポラリな報告媒体である. - 学位論文 修士論文,卒業論文はアクセス困難なものが多いため,避けること.博士論文も好ましくはない. - Web サイト 可能な限り避けること.別項参照. - 私信 誰でもアクセスできる私信なんてあるのか.

もし文献検索をしていて学会予稿集が見つかったら, それを引用する前にその研究を発展させたであろう原著論文を探そう. また,国際会議でも同様で,それを引用する前にその研究を掲載した原著論文を探そう. 学位論文,特に博士論文の場合はもととなる要素研究が原著論文となっていることが多いのでそれを探すこと. 普通は学位論文にはそれが明記されている.

未掲載の論文等

どうもフライングする人が多いが,原則として禁止である. これが問題となるのは主として同一著者あるいは同一グループの論文であろう. まだ掲載されていない先行する論文 (被引用論文) を今から書こうとしている論文 (引用側論文) に参考文献として引用したいと思うことがあるだろう. このとき,被引用論文の状態により次のように対応するべきである. 1. 掲載・発行済み:   問題なく引用可能である. 1. 採録済みだが未掲載・印刷中:   引用は極力避ける.引用側論文が学位論文などの場合は仕方ない. 1. 条件付採録:   引用は絶対禁止.条件付採録は採録ではない! (Coffee Break: 査読とは 参照) 1. 投稿後で査読中:   引用は絶対禁止. 1. 投稿準備中:   問題外.

身内の論文の引用

私はある程度は仕方ないという立場だが,論文誌によってはこれを極度に嫌うので注意したい自分の論文を引用する場合でも,著者を隠蔽することをルールとする論文誌の場合は当然,第三人称で引用する必要がある.

進行中の研究は世界のどこかで似たようなことをしているものである. そのような「拮抗状態」下で手前味噌的に参考文献欄にその引用側論文の著者あるいは同一グループの論文のみが並ぶのは傍から見ていて感心できるものではない. しかし,連作的な研究とか,その大テーマでは独走態勢にあるような研究では仕方ないと思う. もちろん,参考文献の全てが身内の論文のみであった,などという事態は言語道断である. 実際,本文著者も,CGの分野で仮想彫刻から仮想版画に至るシリーズ的研究を展開しているが, 世界的に独走態勢,他者の追随を許さない状態であるために自らの論文を並べざるを得なかった (下記リスト.他に日本語論文も数本ある). もちろん身内の論文のみではなく関連論文はきちんと引用した.

  1. Y-T. Chen, X. Han, M. Okada and Y. Chen: "Integrative 3D Modelling of Complex Carving Surface", Computer-Aided Design (Elsevier), Vol. 40, Issue 1, pp. 123-132 (Jan., 2008)
  2. D. Tasaki, M. Katou, S. Mizuno and M. Okada: "Physical Model to Achieve Virtual Mezzotint", IPSJ Journal, Vol. 48, No. 5, pp. 2012-2022 (May 2007)
  3. S. Mizuno, D. Kobayashi, M. Okada, J. Toriwaki and S. Yamamoto: "Creating a Virtual Wooden Sculpture and a Woodblock Print with a Pressure Sensitive Pen and a Tablet", FORMA - J. of Society for Science on Form, Vol. 21, No. 1, pp. 49-65 (2006)
  4. D. Tasaki, S. Mizuno and M. Okada: "Virtual Drypoint by a Model-driven Strategy", Computer Graphics Forum: J. of the European Association for Computer Graphics, Vol. 23, No. 3, pp. 431-440 (Aug. 2004)
  5. S. Mizuno, M. Okada, S. Yamamoto and J. Toriwaki: "Japanese Traditional Printing 'Ukiyo-e' in a Virtual Space", FORMA, Vol. 16, No. 3, pp. 233-239 (Dec. 2001)
  6. S. Mizuno, A. Kasaura, T. Okouchi, S. Yamamoto, M. Okada and J. Toriwaki: "Automatic Generation of Virtual Woodblocks and Multicolor Woodblock Printing", Computer Graphics Forum: J. of the European Association for Computer Graphics, Vol. 19, No. 3, pp. C51-C58, C521 (Aug. 2000)
  7. S. Mizuno, M. Okada and J. Toriwaki: "Virtual Sculpting and Virtual Woodblock Printing as a Tool for Enjoying Creation of 3D Shapes", FORMA, Vol. 15, No. 1, pp. 29-39 (May 2000)
  8. S. Mizuno, M. Okada and J. Toriwaki: "An Interactive Designing System with Virtual Sculpting and Virtual Woodcut Printing", Computer Graphics Forum: J. of the European Association for Computer Graphics, Vol. 18, No. 3, pp. 183-193,409 (Sept. 1999)
  9. S. Mizuno, M. Okada and J. Toriwaki: "Virtual Sculpting and Virtual Woodcut Printing", Visual Computer: Int'l J. of Computer Graphics, Vol. 14, No. 2, pp. 39-51 (1998-6)

Web サイトの引用

一般論

参考文献としてWebサイトを引用することが多くなってきたように思う. しかし,アクセッシブルな文献を引用するという原則を考えると, Webサイトの引用は避けなくてはならない. Webなんて誰でも見れるのになぜ?という疑問は簡単に覆すことができる. 「URLで示されたWebサイトが常に一義的に閲覧可能ではない!」 - URLは変更される可能性がある. - 内容も変更される可能性がある. - そのサイトが閉鎖される可能性がある. - ページという概念が希薄である. - 文責が明らかでない.

ということが主たる理由である. ISBN/ISSN が付与された書籍は,然るべき図書館に行き,然るべき手続きを経ればアクセス可能である. インターネットの普及に伴い,検索サイトで検索してそのままWebページを参考文献として引用する, ということが簡単にできる御時世である. しかし,そのサイトの内容が書籍になっていないか,論文になっていないか, などを入念にチェックすることは著者の義務なのである. 参考文献とするに足りる多くのWebサイトの内容は,書籍と雑誌で事足りる!! あらゆる努力を費やして,それでもWebしか無い場合のみ参考文献として引用することが許される, と思われたい.

問題なく引用可能

電子出版などで,Web経由でアクセスする論文誌 (芸術科学会論文誌など) もあるが, この場合はURLではなく,通常通りに引用しても全く問題ない. これは,紙媒体でなくても不変・普遍の論文誌として,発行後の改編が行われない,という紳士協定があるためである.

例) 前野輝, 岡田稔, 鳥脇純一郎: ``直観的自由曲面変形方式に基づく会話型モデリングシステムの構成法'', 芸術科学会論文誌, Vol. 3, No. 2, pp. 168-177 (2004-6) このように電子出版のスタイルをとる論文誌は増えてきた.

Wikipediaの利用

禁止