テーマ
- クラウド関連技術,センサとクラウドの統合管理技術
- システム管理の効率化と自動化技術,広域分散システムと分散処理技術
キーワード
- クラウド
- IoT
- サービス・コンピューティング
- システム管理
- 分散システム
研究内容
ソサエティ 5.0 の超スマート社会を実現するため,IT 基盤を構成しているクラウドと IoT の大幅な技術革新が必要不可欠になっています.新しい IT 基盤は,多数のセンサと複数の クラウドが広域分散されつつも統合利用できるようにする必要があります。クラウド・分散 システム研究室では,ソサエティ 5.0 の IT 基盤技術であるクラウドと IoT にフォーカスし て,技術革新をめざしてセンサ・クラウド統合システム管理の実用的な研究を進めています.
具体的には,広域に設置された多数の物理センサをクラウド上で実現するための論理センサを作って,その論理センサの集合体としての論理センサグループを柔軟に定義できるよ うにしています.この論理センサグループをクラウド・ネイティブとして実現してアプリケーション・ソリューションから容易にアクセスできるようにしています.さらに,クラウド 上の論理センサや論理センサグループに対するライフサイクル管理や可用性や透過性の管理や効率的な自動監視を行うための統合システム管理技術に関する研究を行っています.
研究プロジェクト(例)
- クラウド・センサの統合システム管理(複数のデータ処理アプリケーション)
- クラウドと論理/仮想センサーのライフサイクル管理
- 統合センサー管理のアーキテクチャと設計
- 分散アルゴリズム
- Raft/etcd: 新たな使用法,新たなアプリケーション 候補
- DHT – Chord
- 統合システム管理用のGUI
- センサーとクラウド資源を統合したクラウドとセンサー向けの包括的なシステムマネジメントポータル
- センサーノード:高可用性,変化の監視,SLA, SLO, SLI
- センサーデータ:パフォーマンス,アプリケーションへのセンサーデータのリアルタイム送信
- 論理センサーと仮想センサー:センサーグループ,論理センサーのグループ化
- ログ管理と根本的な原因分析
- 異常検知
- 認証・認可
- IoTを対象とした認証・認可
- サービス向けの自己管理型認証