映画館に一日中居たいぐらいにハマってしまった…
面白かった映画・期待している映画を書きなぐる
〇閲覧済
・第95回アカデミー賞 6部門ノミネート「TAR」:
すごい(圧巻)。ケイトブランシェットの憑依的な演技にただただ目が離せない。主人公が女性でマイノリティだからこそのテーマ性。この物語の趨勢を案ずるような細かい伏線が見事。
・第75回カンヌ 審査員賞「EO」:
84歳のポーランドの巨匠、イエジー・スコリモフスキ監督が贈る独創的な映画。1964年公開の「バルタザールどこへ行く」をオマージュした今作品は、ロバを主人公とし、物憂げなその眼差しで人間社会の不条理や複雑さを映し出す。
・第76回カンヌ脚本賞「怪物」:
監督・是枝裕和 / 脚本・坂元裕二 / 音楽・故 坂本龍一
一つの物語を複数の登場人物の”視点”から描く羅生門的な構成。羅生門の場合、真相はやぶの中だが、今作品は真実が描かれ、一種の救いや着地点として描かれる。
〇見逃した映画
・第95回アカデミー賞 6部門受賞 「Everything Everywhere All At Once」:
主要8部門のうち6つを制するオスカー史上初の偉業を達成やアジア人女性初の主演女優賞の獲得という華々しい栄誉。劇場で見れなかったのが心残り…
・イニシェリン島の精霊
〇未上映
・クリストファーノーラン「オッペンハイマー」:
クリストファーノーランアメリカの理論物理学者、J・ロバート・オッペンハイマーを主人公とする映画。クリストファーノーランは”MEMENTO”や”TENET”だけでなく、”ダンケルク”など世界大戦期の映画も作っているので楽しみ。原爆の映像といえば、ネバダ核実験場で行われたティーポット作戦は有名ですが、あれはどう見ても悪魔との契約です。ナチス・ドイツを抑え、大日本帝国との戦争を終わらせた「正義の爆弾」が、人間には御しえない次世代の脅威となると彼は見越しえていたのかが気になります。CG嫌いのノーランの爆発シーンに期待。
・カンヌ出品 北野武「首」:
”引き”のシーンこそ重要らしい。「家臣の欲望と策略が入り乱れ本能寺の変へ向かう流れを、主従の間の『愛と死と暴力が混在した好意』を通して描く」。愛(エロス)と死は非常に危険で蠱惑的であり様々な映画でその様相が描かれる。その危険な組み合わせをどう扱っていくのかが見ものかも。
戦争映画は好きでよく見るが、人殺しが当たり前に行われる異常な環境においての心理描写に非常に興味がある。異常さと現代にも通じる普遍性に目を凝らすのが楽しみ。殊日本の戦国時代は、世界的に見ても非常にガラパゴスで、戦闘距離が基本的に近いので戦闘シーンも楽しみ。
・ジブリ「君たちはどう生きるか」:
広報全くなしのサイレント封切を狙う。宮崎駿の大団円なのだろうか…