皆さまこんにちは,修士2年の河竹純一です.
タイトルの意味は文字通りで,備え有れば患い(うれい)無しです.
先日,大学コンソーシアム八王子の学生発表会にて展示発表を行いました.
参加した感想を準備期間から赤裸々に述べたいと思います.
準備期間
準備自体は1か月以上前から始めました.
というより,自分の研究の実装を基にデモンストレーションをするという内容だったので,基礎の部分は大方できていたように思います.
何が大変だったかといえば,IT技術やネットワークに精通していない人に向けて説明をしたり,視覚的にわかりやすくする作業です.
なので私は導入としてユースケースの話を重点的にすることで,その技術がどこで使われるのか,誰がどのように嬉しいのかという部分を強調しました.
さらにそれを3分間で説明しなければならないため,説明すべき箇所とそうでない箇所を洗練して,かつ不足が無いようにするのに苦労しました.
だからといって当日の説明が完璧だったわけでは到底ありませんが…
そんなこんなでデモンストレーションの準備をしていたわけですが,当日の直前になってあることに気付きました.
それはデモンストレーションで使うモニターの運搬についてほとんど何も決まっていないということでした.
今回のコンソーシアムに参加するメンバーは私を含め研究室関連の人が4組参加する予定であり,4組共にモニターを使う予定だったのです.
誰かが何とかしてくれるだろうと誰もが思っていたのだと思います.
結局去年使ってそのままになっていたモニター2台をギリギリのところで発送し,残り2台は梱包が間に合わず,敢え無く当日そのまま持っていくことになってしまいました.
少なくとも1週間以上前に梱包まで完了し,誰がどうやって発送し,研究室に戻すのかということを事前に話し合うべきだったと反省しています.
発表当日
当日は受付時間が朝の9時からと早かったこともあり,慌ただしく動いていました.
また,私の場合にはIoTデバイスをWi-Fiに1台ずつ接続する必要があり,受付後にプログラムを書き換える必要があったため,かなり焦っていました.
正直なところ,正常に動くかどうかがWi-Fiの接続にかかっていたので,結果として特に大きな問題もなく動いてくれてよかったです.
展示発表は主に2つのコアタイムで説明をする必要があり,発表者全員と審査員の前での説明と一般の参加者向けの説明の2つがありました.
発表者全員の前での説明はかなり緊張感がありましたが,なんとかデモンストレーションをやり遂げることができました.
その後は一般参加者向けのデモンストレーションや説明の時間が1時間ほどありました.
私のブースには参加校の先生を含めて6名ほど来ていただき,質問やフィードバックを貰いました.
質問の内容としては,私がユースケースの話を重点的に説明していたこともあり,スマートパーキングについての質問が多かったように思います.
また,他の参加者の発表や展示も拝見し,異なる分野ながら参考になる部分もありました.
最後に
研究というのは性質上どうしても専門性が高くなるので,多くの人にとってわかりやすく説明するということは難しいのだと改めて実感しました.
ただし,研究をする以上はそれを説明する責任と義務があるのだと同時に感じています.
あとは準備をとにかく早く進めて問題を共有する必要があるのだと強く思いました.