ログって大学の研究で使えるモノなのか

こんにちは. 学部3年の橋本 健です。

前回のブログでは僕がオススメしたいWEB小説作品を2つ紹介すると共に, 次回のブログで別の作品を2つ紹介する, とお話しました.
https://ja.tak-cslab.org/archives/5209
しかし, 別のことをお話したくなったので, 今回は別のことをお話します.
ブログのテーマは「ログって大学の研究で使えるモノなのか」です.
現在, 僕は研究の中心に「ログ」を据え, 卒業課題の方針を決めている最中なのですが…方針が中々固まらない. ユースケース, 課題, 提案の順に悩んでいることをお話します.
まずユースケースについて. 僕自身は, ログを使う人はシステムの管理者であると考えている. しかし今現在, 研究室内の様々なシステムの中で, 管理者が存在するシステムは論文概要公開サイトのみである. つまり, 研究の中心に「ログ」を据えた際, 今現在研究室内にあるユースケースは1つだけとなる. なので, これ以外をユースケースにしたい場合, 新たにユースケース(管理者)を作らなければならない. さらに, 管理者を作るだけでなく, 運用維持管理項目を作成し, 管理者が実際に普段から運用維持管理をし続けていなければならない. ユースケースについてを纏めると, 研究室にないユースケースを作成する場合, 管理者を作って, 維持管理項目を作って, 管理者が実際に普段から運用維持管理しなければならない. …ユースケースどうしよ.
次に, 課題について. 研究の一般的な評価指標の1つである速さ. ログの研究ではこれが使えない. なぜなら, 速さを評価指標にした場合, 皆が使うオープンソースに抗わなければならないからである. …無理ゲーじゃん. だから, 検索が遅いーとか, 可視化がするのが遅いーとか, ログの読み出しが遅いーとかは使えないんじゃないかなと思う(思考ビタロックはしてはいけないけどね.). 今現在僕が考えているのは, logstashというオープンソースでgrokによる手動でのログの構造化は大変, というものである. ログを構造化しない場合, ログ検索の際に全文検索しかできなくなってしまう. 今現在の課題は一般的でいい感じ. でもこの場合, 提案で詰まる.課題についてを纏めると, 速さでは競うのは基本悪手. ログの構造化難しいよね.
最後に提案について. クラウド・分散システム研究室の研究範囲は「システム管理である」. なので, 僕の提案は必然的にログの構造化の自動化になってくる. でもこの場合, とても大きな問題に直面する. それはログのエントリをどう識別するかである. システムによってログの出力形式が異なり, 出力形式の種類は数多なので, ログテキストだけではログの各エントリを識別は不可能である. ログって何のためにあるんだろう. …今現在も悩み中, どうしよ. 提案についてを纏めると, 自動化って難しい. ログって何に使うんだろう.
総括すると, 学生にとってログは手に余るものなのかもしれない. でも…まだ諦めるわけにはいかない!俺達の冒険はこれからDA!!!!!!!!!!!
以上, ブログ「ログって大学の研究で使えるモノなのか」でした.

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