耳コピは難しい

修士2年の高橋風太です.既存の曲を再現することを耳コピと呼びます.私は趣味で耳コピをしているのですが,ズルをしています.というのも,採譜支援ソフトであるWavetoneを使っているからです.これは,曲を読み込んで横軸が時間(右に進んでいく),縦軸が音階(上の方が高い),音量を色(暖色の方が大きい)で表してくれるソフトウェアです.下の図が実際に曲をWavetoneで読み取ったものです.

この場合,黄緑の部分で音が鳴っていることを示しています.
耳を使っていないので,言うなれば目コピです.ちなみに,この図がまさに耳コピの難しさを表しています.理由を説明するために,まずこの部分の原曲の音を載せます.

ピピッピピッピピッピピッという音に注目します.
これを聴くと,シから始まっているように思います.

これがシの音.ただ,Wavetoneの解析結果では,最初はシではなくレ#とファ#(黄緑の部分)の2つの音が鳴っています.

これがWavetoneの解析通りに音を配置した結果.原曲と比べると,音程が違うんじゃないか?と思ってしまいます.しかし,周りの音も再現してみると…

なぜか音程が合っているように聴こえます.???

これを耳コピで聴き取るのは至難の業です.耳コピは難しい.

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