プラットフォームとしての自動化(Zapier)

こんにちは,近藤です.

今回は自動化について書きます.しかし初回に書いたようなGithub ActionsやArgo CDの自動化ではありません.この記事で扱うのはそれよりもレイヤーの高いWebアプリケーションを自動化する話です.

背景

私はあるPlatform Engineeringに関連するプロジェクトでGoogleフォームやSlack,Notionの自動化を任されました(具体名の記載の可否は確認中).正直それまでは自動化と言えばプログラム的なものを思い浮かべていたので,一体何を行うのだろうかと思っていました.

その後実際にサンプルとしてGoogleフォームに回答が記載されたタイミングでそれをSlackに通知するという内容を依頼されました.個人的にはこの高いレイヤーでの自動化は衝撃的で,どのように実装するか少し悩みました.

そこで紹介されたのがZapierというツールでした.

Zapier

Zapierとはノーコードでワークフローを実現できるWebアプリケーションです.
例えば,Googleフォームに問い合わせがあった際に,Gmailからメールを自動送信,そしてその問い合わせ内容をスプレッドシートやNotionに記載,担当者にSlackで通知する,といったワークフローを自動化することが可能です.

私がZapierですごいと思ったのはほとんどの作業がマウスのみで完結するところです.
例えばGoogleフォームをトリガーとしたい場合にはZapier上でそのGoogleフォームの編集権限を持つアカウントにログインすることでそのアカウントで作成したフォームがすべて一覧で表示されます.管理者はそこから対象となるフォームを選ぶだけです.

1つブロックを記入すると次のブロックが作成できるようになり,それを繰り返すことでワークフローが完成します.

作成するUIもシンプルで,眺めるだけでどのようなことが実現したいのかが分かるようになっています.

自動化ツールを導入することはただ作業を減らすだけでなく,人間による作業ミスを減らすことや作業自体の属人化を減らすことにつながるため,重要だと思いました.

まとめ

研究室にいると,世の中のほとんどの人がプログラミングをできるのではないかという錯覚に陥ります.しかし実際にはそうではなく,このようにノーコードで複雑な動作を行うサービスも重要だと感じられました.
実際にこういった作業にtoilを感じている方は一度Zapierを試してみてはいかがでしょうか.

参考

コメントを残す