Regulation

こんにちは大沢です.
まだ梅雨入りもしてないにも関わらず暑い日が続いております.夏本番が恐ろしいですね.

規制

さて,今回のタイトル’Regulation’は’規制’という意味です.みなさんの周りにもさまざまな’規制’があると思いますが,一番身近な’規制’はなんでしょうか?

そうですね.排ガス規制です.

バイク業界は,年々厳しくなる欧州排出ガス規制(EURO~)に大きな影響を受けています.多くのモデルがこのEUROナントカによって生産終了に追いやられたり,最大出力を下げざるを得なくなったりしています.
厳密に言えば,EURO規制は欧州のものなので,日本国内には関係無いと言えば無いです.しかし,同じバイクを国ごとに仕様を大きく変更していては製造コストが大きくなりすぎてしまうので,基本的に大きな市場の規制に合わせて仕様は統一されます.
現在販売されている新モデルや,新車販売されているバイクもEURO5という規制に適合したバイクになっています.(中古のバイク(初年度登録が規制開始前のバイク)はその限りではありません.)

Good Bye R1

そして,今年から新たな規制としてEURO5+なるものが施行されます.新モデルについては2024年から,市場で販売される全てもモデルについては2025年から施行されることになります.

つまり,EURO5+に適合しない車種は今年で新車販売終了.メーカーが来年以降EURO5+に適合させないという判断をした車種については廃盤ということです.

直近ではYAMAHAからYZF-R1(公道モデル)の販売が今年いっぱいで終了というアナウンスがあり,世界中が悲しみに包まれていますね.国内4大リッターSSの一角が無くなるわけですから大ショックです.

Good Bye 1000cc

こちらは排ガス規制の影響では無いですが,motoGPで走るバイクの排気量が2027年から1000ccから850ccにダウンします.また,車体の設計もより市販車に近くなるようにレギュレーションが厳格化されます.理由は,安全性の向上と性能を公道モデルに近づけることで身近なものにしようという狙いのようです.
スーパースポーツと呼ばれるカテゴリには600ccクラスと1000ccクラスがありますが,将来的に市販車も600ccと850ccになってしまうんですかね??
最大排気量が1000cc(999cc)だからこその魅力というか威厳があると個人的には思っているので,SSの最大排気量が850になってしまったら残念ですね.

身の上話

GW直前にバイクを乗り換えまして,Ninja400からYZF-R6になりました.600ccのSSですね.実はこのバイクも排ガス規制の影響を受けて2020年モデルで生産終了したモデルになります.最高の性能と見た目のかっこよさから今でも超人気車種で,サーキットでも公道でも人気です.新車価格が150万円ほどでしたが,今では中古で200万円はザラというレベルで値上がりしています.
私も2ヶ月ほど乗ってみて,その人気たる所以を感じています.やはり’ガチ’のスポーツバイクは違いますね.中高速域のパワーが中型とは段違いで超楽しいです.パワーがあるとは言っても600ccなのでワインディングでも扱いやすく,奥多摩もいい感じに攻めれて公道ではちょうどよく楽しめるなと思いました.

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