2年目となる串田研には11人の3年生が入りました。書いている自分も3年です。これで計25人の研究室となります。これだけの人数集まると、2台のサーバーでは足りないだろうということで、サーバーを増設することになりました。VMware ESXiを用いてサーバー内に様々なOSが使える環境、いわゆる仮想サーバーを作ります。28日、30日の2日間で途中までですが、サーバー構築を行いました。
9月28日(月)の午後にサーバーの組み立てを行いました。
29日に行ったこと
- マザーボードにCPU・メモリ・グラフィックボード・電源装置を繋げる
- モニタに接続し、BIOSを起動
- メモリが認識されているかチェック
- 電源を落としてCPUファンとSSD(M2)の取り付け
- BIOSを起動してSSDが認識されているかチェック
組み立てに使うパーツは以下を用意しました。
- CPU:AMD Ryzen 9 3950X
- メモリ:DDR4 3200Mhz 32GBを4枚
- マザーボード:PRIME X570-PRO
- グラフィックボード:GEFORCE GT710
- 電源装置:RGB850W
- SSD:SiliconPower PCIe Gen 3*4 M.2 2280
RyzenシリーズのCPUはゲーミングPCにも使われるもので、供給も多く価格も比較的安いです(それでも、10万円くらいします)。CPUを設置したあと、グリスをはじめて塗りましたが、やり方がわからずネットで調べることにになりました。
メモリは研究室のメンバーが同時にアクセスしてきても処理できるように多めに設置します。ちなみに自宅にある1年半前に買ったゲーミングPCのメモリは8GBが2枚です…。
BIOSでメモリとSSDが認識されていることを確認してこの日は解散となりました。プロジェクタで画面を映していたため、SSDが反応しているかどうかBIOS上で見つけるのに手間取りました。皆さん、プロジェクタを使うときは電気を消して操作しましょう!
9月30日(水)は午前から午後にかけてケースファンの設置とサーバーの環境構築を行いました。
30日に行ったこと
- マザーボードと電源装置をケースに取り付ける
- ケースファンをケースに取り付ける
- ESXiのISOファイルをダウンロード
- ISOファイルをUSBにフォーマット
- USBからサーバーを起動して、ESXiをSSDにダウンロード
- ケース内の配線整理
- 電源がOFFになった後に自動で起動するようにBIOSの自動起動設定を有効化
- IPアドレスの固定
- IPアドレスにpingを投げてテスト
この日は、pingで応答があることを確認して解散しました。
ESXiのISOファイルのダウンロードに会員登録が必要なのですが、前年度に用いた研究室のアカウントを探すことに時間をかなりかけてしまいました。結局、個人のメールアドレスで登録すればよかったみたいです(先生と先輩に相談して判明しました)。
ISOファイルのUSBフォーマットにも手間取りました。普段私が用いている「Rufus」の最新版がなぜかダウンロードできなかったので、一つ前のバージョンをダウンロードすることで対応しました。ddコマンドが使えれば問題なかったのでは…?
ここまでで、もう午後2時を過ぎていました。
さらに、SSDからESXiを立ち上げたとき「CPU Fan Error!」が発生しました。
CPUファンとケースファンをCHAファンの給電ポート一か所から給電するよう配線していましたが、マザーボードの説明書を読み返すと、マザーボードにCPUファン用の給電ポートがあったので、CPUファンの給電プラグをマザーボードにつないだところエラーが解消されました。説明書はちゃんと読むべきですねw。「CPU Fan Error!」はCPUファンの回転数が閾値より低い時に起きるエラーらしいので、回転数を計測できない場所につないだときにも起きるみたいです!
pingの確認を終えたのは、午後5時過ぎでした…
今回のサーバーの組み立て会では予定を立てずにただ集まって始め、メリハリなく作業をしていたので、時間をかなりかけてしまいました。予定を立ててから行うべきでしたね。それに相談をすることで事態が進むことが多かったので相談は大事だと思いました。